1/17-1 温泉津温泉-2
朝早く起きて、旅館の向かいにある薬師湯に、朝風呂に行きました。
薬師湯さんは、元湯さんよりは庶民的に感じました。
前日の元湯で、地元の方が温泉のお湯を飲んでいました。
薬師湯でも、やはり地元の方が飲んでいたので、僕も少し試してみました。
が・・・。
温泉って、あんな味がするんですね。。。
薬師湯は、レトロな洋館2階建てです。
コーヒーの無料サービスがあって、2階、屋上で湯上がりにくつろぐことができます。
隣には、昔の建物があって、今はカフェとして利用しているそう。
建物は、当時横浜や神戸に勉強しに行ったのだそうです。
屋上から夜が明けてくる時の街並みを見るのも良いと伺っていたので、見てみました。
携帯電話のカメラで画像が悪いですが、こんなかんじ。
寒いの忘れて、しばし見入ってしまいました。
お店の奥さんは気さくな方で、帰り際いろいろお話しをしました。
この街に来て特に感じたのは、至極当たり前のことかもしれませんが、ものを大切にすることでしょうか。
古い街並み、古い建物に、必要なところは新しいものを入れている。
当たり前だけれども、強くそれを意識させられたんです。
こちらの地方自体が、暮らし方を考えさせるような。
神話があり、そして石見銀山が栄えていた時、最盛期は20万人も人口があった。
そういう様々なことがありながらも今も昔もこれからも、静かに時が流れていくような、そんな感じがしました。
ものを大切にすれば、ちゃんとかえってくるんだよ、そんなことをおっしゃったのが印象的でした。
ちなみに、元湯さんも良いですからね。
こちらはプロ向け、みたいな感じ。
旅館に戻り、朝食、身支度をすませて宿を後にしました。
行ったのは、やきものの里。
この地方には、江戸中期に温泉津焼というのがあり、衰退していたのを河井寛次郎が再興。
現在は、森山窯と椿窯のふたつの窯と、やきものを紹介する施設があります。
どちらの窯も、素敵な方でした。
森山窯は、僕はこちらの海の色のような色味の器が好きでしたし、椿窯はその名のとおり、ほとんどのものに椿の柄がついていて、そういう華のイメージにあった美しさを感じました。
窯を後にして、街の方に戻りました。
こういうイメージが、印象に残りました。
寺社が結構あって、その建築がすごかったんです。
一番すごいと思ったのは、龍御前(たつのごぜん)神社。
本殿の後ろの方に建物があります。
旧本殿は、岩にめり込むように建てられてるんです。
まずは、手前の本殿から。
いよいよ旧本殿へ。
すごいですよね。
景色も良かったです。
下に降りて、もう一度旧本殿。
ここも、岩に建物がめり込んでる感じでした。
港では、こんな砂が積んであって、きれいでした。
また歩いて、沖泊へ。
中世の建築で、県指定の有形文化財になっている恵比寿神社。
沖泊へ行くトンネル。
ここが、夕方は結構度胸がいりまして・・・。
椿窯で教えていただいた安楽寺の鏝絵。
昔の左官職人は、鏝で壁に絵も描けたのだそうで・・・鏝でこんなものを作れるなんて、すごいです。
温泉津はすごく面白くて、予定していた電車を一本遅らせました。
じわじわ魅力が来る街でした。
またいつか行きたい場所です。
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