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2019-08-13

「全国山・鉾・屋台保存連合会総会『八戸大会』」関連性作物

ユネスコ無形文化遺産に登録された八戸三社大祭を含む山・鉾・屋台行事の保護団体などからなる「全国山・鉾・屋台保存連合会」。
その2019年度の総会が8月3、4日に八戸市で開催されました。
この関連制作物を、私担当させていただいていました。

1. ロゴ
ロゴはオーダー内容にはありませんでしたが、街をあげて総会を歓迎するには、見て総会とわかるアイコンとしてのロゴが必要と考え提案。
モダンなロゴも考えましたが、やっぱり祭にモダンは合わないとなり、いかにも祭りなものを目指すことに。
ロゴの題字と円は、八戸市で書家としても活躍されている門脇寿英さんが書いてくださいました。
また、東京の頼れるデザイナー友人の後藤圭介さんにも、最終的なデザインの調整部分等で協力していただきました。
文字には、八戸三社大祭が毎年山車を作り変え、その豪華さ、手のかけ具合がクレイジーであり、でもそれが伝わってない北東北の人の朴訥とした感じが出るようにお願いしました。
円は、毎年山車を作り変えること、お囃子の練習をすることが、地域や世代間の交流につながることから、その広がりを表しています。

2. 大会パンフレット・技術者研修会資料
大会パンフレットの大半のページは、次第と参加者名簿などでした。
それに加えてアクセスマップやお祭り視察案内マップ、観光案内等のページが入りました。
3日に八戸に着いてすぐ資料を受け取って視察されるということで、パンフレットの背表紙は三社大祭の特徴を伝えるページにしました。
視察研修の地図は、3日のお還りに特化しました。
また、大会は4日(日)の午前で終わるので、大半の方がお昼を食べて帰られるだろうということで、日曜日にランチをやっているお店をのせています。
ネットで事前に調べたうえで、数回にわたり実際日曜日にやっているかを歩いてチェックし、地図をアップデートしていきました。


3. 誘導用うちわ
3日の「お還り」視察に特化したうちわです。
大会パンフレットの視察マップをうちわ用に微調整して裏面にしています。
当日、たくさんの参加者がうちわの地図を見ていたと教えていただきました。


4. 記念品てぬぐい
大会参加者への記念品てぬぐいです。
シルクスクリーン印刷です。
デザインは、大会に参加した記念になるだけではなく、参加者がうれしくなるにはと考え、現在「山・鉾・屋台保存連合会」に加入している団体全ての名前を中段に配しました。
余ったスペースにイラストを配しました。
このイラストは、三社大祭の特徴は豪華絢爛な山車だけではなく、3つの神社行列にたくさんの「練り物」と呼ばれる虎舞や神楽、駒踊り、などが加わっていることから、代表的なものをピックアップしています。
また、シルクスクリーン印刷で刷れるように、ロゴの左右の新旧の山車を手描きイラストにしています。
このイラスト描きが、この仕事のひとつの大きな山でした。
自分がディレクターで進行管理もしつつ、デザイナーもする。
そのなかでイラストを描くには、その間は頭をデザイナー・作家脳にしておかなければならないのに、イラスト点数が多かったからです。
1週間程度で一気に描き上げられ、次々とアタリ写真から自分のイラストに変わっていく過程は達成感がありました。
えんぶりてぬぐい同様に印刷は朝日スクリーンさんで、今回も色の調合に立ち合わせていただき、絶妙な小豆色で仕上げていただきました。
気がついたら、えんぶりのてぬぐい、ウミネコのフン模様のてぬぐい、てぬぐいをいろいろやってました。



5. 不織布バッグ
大会パンフレット等を入れるバッグです。
茶色いバッグに、ロゴをシルクスクリーン印刷で金インクで刷っています。
茶色にしたのは、過去の大会バッグの色とかぶらないように、予算で作れるバッグにあるカラバリから選びました。
この茶色をキーカラーとして、他のアイテムにも使うことになりました。



6. ホテル看板
総会や交流会等が開かれた会場の八戸パークホテルの入り口に掲示された屋外看板です。
横2.4m、縦3.6mくらいあります。
7の歓迎短冊ポスターを上下反転させたようなレイアウトにしました。

7. 歓迎短冊ポスター
街に貼り出された歓迎短冊ポスターです。
たくさんの方のご協力もあって、中心街のいろんなところに貼り出されました。

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