十和田で想う(11.15追記)
先週末の11月7日から、十和田市現代美術館にて「折形デザイン研究所の新包結図説・展」が始まりました。
7日はオープニングトーク、レセプションがありました。
それに合わせて、東京から学校の大先輩の宮城さんをはじめ、たくさんの方がお越しになりました。
新幹線到着後、14時の美術館でのトークまで、八戸を急ぎ足でご案内させていただきました。
天気に恵まれ、清々しい秋晴れでした。
種差海岸、小舟渡食堂と、八戸の海岸エリアを満喫しました。
レセプションの後も、十和田市の商店街にある地元の飲み屋さんで美味しい馬肉鍋をつっつきながらの、展示の主催の山口さんの集まりの席にも同席させていただく機会に恵まれました。
山口さんも、その日その席にいらっした方々みなさん素敵な方々で、たくさんのことを話してくださいました。
特に僕は、今年首都圏から帰省したので、ヒントになることを、と思ってお話させていただいていたと思います。
それで思うのは、きっと青森県というのは、魅力がたくさんあるんだ、ということ。
食材も自然も縄文からの文化も、いっぱいある。
なのに、それが東京の人に全く伝わってない。
また、東京から大阪に行くのと同じくらいの時間で八戸にも来れるのに関わらず、来るまですごく遠いと思っていたので、来たら近くてびっくり。
来て、はじめていろいろわかる青森県。というのは、すごく損でもったいないことだと感じました。
さらに、青森県に来て、初めて白神山地が青森県の方に合ったとわかった、という意見も。
厳しいけれど、これが現実。
きっと僕も他の地方のことであれば、同様なこともあるでしょうから、しょうがないのかもしれませんが。。。
他にも太郎吉蔵デザイン会議での朝食のお話しもありましたし、トークの対談をされた石倉さんも、すごく親切にご自身の経験からお話しくださいました。
僕は、地方は来て、そこで住んでみなければ、なかなかわかりにくいと思っています。
千葉に住んでいたときに、地方を意識するのはなかなか難しいことでした。
でも、東京をベースにしつつ地方と関わりを持って仕事をされている方も、だからこそ本気だし、自分なりに考えて臨まれてるんだと感じました。
それでもやっぱり、その土地にいる人が、特に若い人たちが頑張っていないとおもしろくない、という声もありました。
東京での生活、そして地元に帰省しての今と、東京と地方の関係を考えつつ、自分の地元で、今回のようにたくさんのお話しができたことは、素直に嬉しくもあり、でも今の地元が決して良いとは思えていないので、何ができるだろう、と。
そうやって考えられるのも、千葉から帰省して9ヶ月。
徐々に地方での生活・仕事にも定着してきて、ようやくここで東京とつながりを持って生きることについて、考えられるようになってきている証拠だとも思います。
千葉に住んでいる時は、地元に帰ったら東京との繋がりは無くなるかも、と思っていたのですが、案外そうでもなさそうだ、ということがわかり、頑張っていれば大丈夫だ、と少し安心もしました。
まとまりのない文章は、悩んでいる証拠、でしょうね。
結局、企画展をじっくり見れなかったので、来週末、またゆっくり見てきます。
遠くにあるのは八甲田
夜のライトアップ、初めて見ました。地元の人ほど地元を知らないもの
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