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2017-05-30

小久慈焼×八戸ノ本室 オリジナルコーヒーカップ


さんかく座では、僕は一昨年から久慈市の民窯 小久慈焼の商品も少しお借りして販売していましたが、せっかくなので、今年はオリジナルの商品も作っていただきました。

お願いしたのはコーヒーカップです。
僕も家ではコーヒーを挽いて淹れることもありますし、家具では椅子のデザインがたくさんあるように、コーヒーカップも嗜好品のように、いろんなものを使ってみたいだろうと思ったからです。
というのは後付けで、偶然他の作家の陶器のコーヒーカップを見て、同じようなカタチで小久慈焼で作っていただいたら面白そうだと思ったのが始まりでした。
今年1月末のこと。

参考にしたのは、写真右の方にある、出力された紙に写っているものです。
今回はカタチの他にスケール感を大事にしていて、口の部分の径が76mmくらいで、大きすぎない絶妙なサイズが良いと思っていました。
ただ、参考にしたコップを実際に見ることができて、そのサイズは小さめのビアマグみたいで予想ははずれました。
小久慈焼の下嶽さんは、写真からスケールや作り方までおおよそのことを予想されていて、作り手としては特別じゃないかもしれませんが、素人の僕には流石と思いました。
ということで、カタチこそ参考にしましたが、実際とはスケールを変え、小久慈焼で出来ることと出来ないこと(技術的な面や、小久慈焼の伝統の面で)を話しながら、今回作るカタチをつめていきました。


2カ月くらいしたでしょうか。出来た試作品がこちら。
スケール感を大事にしていたので、サイズの微妙な違いで3サイズ、色も最初は外側を飴色、内側を透明釉のほか、全部が白(灰釉)のも試作してくださっていました。

今回のカップの特徴は、側面の口の部分はくぼんでから少し外側に来るようにしていますが、その下の大半が平らです。
これは、ろくろを回して成形したあとで、側面の上側以外を削って平にしています。
これをもとに、次に作る本番をどう修正するか、今回の作り方を教えていただきながら話し合いました。

それから約2カ月弱。完成したのがこちらです。
色は飴/白のみを考えていましたが、飴色一色のも少し作っていただきました。
最初見て、イメージよりは若干大きく見えました。
聞くと、口の部分の径は大体同じだけど、側面の平な面の処理で台形だとわかるように底を少し膨らませたので、それで大きく見えるのだろうとのこと。
前回の打合せの際の僕の言葉から、どこがポイントかを下嶽さんなりに考えてのこと。
これは、他のモノづくりやデザインの仕事でも、相手が何を大事にしているかを探ったり予測したりするので、今回自分がクライアントになったので、そうか・・・とあらためて考えさせられました。
今回は、陶器の物を初めて作っていただきました。
それで、試作を経て本番を作るまで予想以上に時間がかかることや、粘土から完成するまでに少し縮むこと、今回特にスケール感を大事にしたので、そういう難しさもあったことを知りました。

出来た物は自分の最初のイメージよりは若干大きいですが、それでも大きめのコーヒーカップ、もしくは小さめのマグカップといったところ。
かたちも、ポテっとしておもしろい存在感で、僕は好きです。
右も左も分からない僕のオーダー、しかも5月末完成なのに2月に依頼するという遅めのスタートにも関わらず、応えてくださった小久慈焼の下嶽さんに感謝。
そして、美しくまとめて下さることも流石。
参考にしたコップとは違うカタチにたどり着くのも、椅子のリデザインみたいでおもしろいですね。

このカップは、八戸ノ本室限定で販売させていただきます。
まずは、6月3・4日の秋田でのさんかく座にお持ちします。
(ということで、底面には八戸ノ本室も刻印されています)

あ、小久慈焼の直売所では、八戸ノ本室謹製「Fun Tenugui フンてぬぐい」も販売しております。
是非とも、こちらもよろしくお願いいたします。


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