2005-03-10
shang-hai story 07 3/3-3
新天地を不十分ながら満喫した僕は、残りの最後の時間を豫園で過ごすことにし、歩いて東へ歩き出した。
途中、路上の出店でお菓子を買った。
クレープみたいに鉄板に何かをのせ、うすーく焼いて具をパラパラのせていき、最後に折って包んでできあがり。
これで確か2元。安い。
さらに歩くと、路上にはキオスクのような本屋があった。Elle deco、JJ、Can Can、日本で目にする雑誌がいっぱいある。
中国に対しての日本の影響はすごいと実感した。
途中上海の原風景が広がっている場所があった。
古い建物が密集しているが遠くには近代的なビルが見える。
このミスマッチさ、二つの時代が同居しているような感覚が今の上海をすごく表している気がした。
歩いていると、ここは本当に上海の一昔前では一般的な給料をもらっている人たちが暮らしている地域らしい。
本当の原風景なのだろう。
路上では多くの小さな食料品店が軒を並べている。
ちょうど夕方で、多くの人が居た。
途中、うまそうな湯気が立っている店を発見した。
小籠包のお店らしい。
一個0.5元(8円)。これは買うしかないでしょ。
一口ほおばると、なかから肉汁があふれ出した。
手袋も服も肉汁で汚れた。
でも、この度旅で2番目の美食だった。
こんなの日本じゃ絶対食えない、そう思ってかみしめた。
豫園で買い残しのないように物色した後、上海最後の夜をホテルに向かって歩いて帰ることにした。
途中からバンドの川沿いを歩いた。
カップル達がいちゃついている。
日本も中国も同じだな、そう思った。
明日はようやく日本に帰る。
あばよ、僕は心の中で言った。
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