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2008-01-10

六ヶ所村ラプソディー

080109
昨夜、渋谷のアップリンクXにて、ドキュメンタリー映画「六ヶ所村ラプソディー」を見てきました。


六ヶ所村は、青森県の下北半島の付け根のあたり、太平洋に面した村です。
出身の八戸の少し北方にあります。
地元のことですが、小さい頃からこの問題は始まっているので、使用ずみ核燃料再処理工場の話題がいつからでていたか、記憶にはあまりありません。
ただ、いつからかわからないけれど新聞では原子力船むつの話題からむつ小川原原発開発の話題にかわっていました。
高校時代、山形出身の数学の先生が、かなり開発のことに怒っていたことも記憶しています。
また、たぶん小学生高学年の時だったと思いますが、村の少し南にある小川原湖に町内会のキャンプに行った記憶もありますが、それいらい小川原湖に行くことも無くなりました。
もしかしたら、それも再処理工場建設のことが影響していたのかもしれないと、最近思うようになりました。
この施設の近くの出身ですが、正直なところ、まったくどういうことをやる施設かわかりません。
わかろうとしなかったのかもしれません。
ニュースで「□□が○○から運ばれてきました」と映像が流れても、無力に思い、他人事のように思うようにしていたんだと思います。
でも、昨日映画を見て、ようやくどんなことかが感覚的にもつかめてきました。
映画では、賛成・否定、どちらの立場もとらず、見た人が考えるような構成で作られています。
確かに、この再処理工場の問題は、すごく難しい問題だと思います。
日本において、電力の大半は原発で作られています。
そのゴミを処理するのが六カ所の工場。
でも、電力の大半は都市部で消費されています。
その都市部の電力をまかなうために原発で発電し、その危険なゴミが地方に捨てられる。
六カ所では、稼働すると確実に放射能が海と空に流れます。
施設誘致により、漁業をしていた町の人は、施設建設の仕事をしましたが、できあがると仕事はなくなりました。
核のゴミが捨てられる海で漁業をしても、それを食べたいと思う人はいないでしょう。
煙突を通って核のゴミが広範囲に巻き散るので、その環境下で栽培された農作物は食べたいという気にはなりません。
この村や近隣の町の農家の人たちにも影響が出るでしょう。
施設を作るときは多額のお金で解決されます。
その時は良いかもしれない。
でも、少なくとも核施設では、長い目で見たときに良いことは何一つ無い。
安全、安全、基準値をクリアしてると事業者は言うでしょうが、同様の施設があるイギリスのセラフィールドでは、さまざまな放射能による影響が報告されています。
おそらく、六カ所でも同様の変化が起こるのでしょう。
映画の中で、ある大学教授は言っています。
東京湾なんかに捨てるより、地方に捨てた方が被害は少ないでしょ。
いくら反対する人がいても、お金を積めば絶対どこかが手を挙げる。
この問題の根源はどこにあるのか。
見ていてわからなくもなります。
わかるのは、これ以上核のゴミは出さない方がいい。
そのためには、原発は減らしていかなければいけないし、消費電力も抑えていかなければならない。
今の豊かな生活の背後に潜む闇。
見て見ぬふりをしてきた社会の闇。
経済発展を支え、今の豊かな社会を作った世代はそれでもいいという人もいるかもしれません。
でも、自分の子供の世代、孫の世代のことを考えていったとき、このままの社会で良いはずがない。
このまま、無限に危険な核のゴミが生み出されていっていいはずがない。
気付いたときには遅い、そうなっていると思います。
原発についても、これからは目をそらさずに見ていかなければならないと思いました。


ストップ再処理工場 意見広告の会:http://www.iken-k.com/iken-k/
原子力資料情報室 六カ所コーナー:http://cnic.jp/modules/rokkasho/


ロッカショ 2万4000年後の地球へのメッセージ/STOP-ROKKASHOプロジェクト (著) /講談社/1200円

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