小布施
帰省する前に、長野県の小布施の街を見ることを勧められました。
街の資源が少ないながら、その良さを最大限引き出している街なのだそう。
せっかくなので、先日日帰りで行ってきました。
こちらのサイトを参考にして予習してから行ってきました。
小布施へは、新宿から長野駅までは高速バスで、長野駅からは長野電鉄で行きました。
到着したのは13時。
小布施駅を発つのは17時。
正味4時間の滞在時間。
あぁ、いつもながら慌ただしい、慌ただしい。
せっせと歩いて見ました。
岩松院
最初に行ったのは岩松院。
境内には、福島正則の霊廟のほか、小林一茶が「やせ蛙まけるな一茶これにあり」という句を詠んだ蛙 合戦の池、そして葛飾北斎最晩年の大作「八方睨み鳳凰図」があります。
上の写真が本堂で、この中に「大鳳凰図」があります。
天井に描かれた21畳分の絵は、大きいうえに迫力があります。
そして、色彩が豊かです。
絵は、上下逆さまに見ても、どちらでも趣があるように思いました。
下の写真が蛙 合戦の池。
と言いながら、池はあまり写してませんが・・・。
浄光寺
次に行ったのが浄光寺。
室町初期の建立で、北信最古の薬師堂は、国重要文化財に指定されています。
不揃いななかに秩序のある石段を上ると、薬師堂があります。
茅葺き屋根は、どことなく愛らしい。
浄光寺を後にして、6次産業センターへ行きました。
ここでは、長野産のりんごジュースをいただきました。
さすがに「つがる」はやめて、「ふじ」の銘柄のジュースを。。。
でも、すごく美味しかったです。
やはり、産地でいただくのは何でも美味しいですね。
こういう、屋根と壁面の間に隙間のある蔵がいくつか見られました。
歩道には、栗の木がしかれていました。
これについては歩きやすさの面で賛否両論ありそうですが、風情はあると思います。
途中見かけた街のバイク屋さん。
昔の建物をいかしたそのお店は、なかなか良いと見とれてしまいました。
信用金庫の建物も、まわりの景観に合わせています。
おぶせミュージアム・中島千波館は、お祭りの屋台が5台も展示していたのが見応えありました。
写真の、口の彫刻の上にある建物に、4台展示してあります。
鈴花
今回は、時間がなかったので外から建物を見ただけです。
でも、水戸岡鋭治さん設計の鈴花は、ワンランク上の時間を過ごせそう。
北斎館も見ました。
葛飾北斎が活躍した時代も、昔ですが、まだ新しい方なんですよね。
岩松院の鳳凰図が約150年前。
いかに社会が急速に発展したかを思いました。
枡一市村酒造場
枡一市村酒造場は、セーラ・マリ・カミングスさんが代表取締役を務める会社。
レストランの蔵部のほか、宿泊施設の桝一客殿もあります。
ここも、ワンランク、ツーランク上の時間を過ごせるような場所と思いました。
近くにあった小布施堂も、趣があります。
残念ながら、時間の関係で高井鴻山記念館は行けなかったのですが、北斎館や枡一市村酒造場、記念館のある一帯は、すごく整備されていました。
街に着いて、はじめに駅から遠い岩松院や浄光寺から回ったので、その街の景色とのギャップにも驚いたのも事実。
小布施ブランドのようなものを、ここに感じました。
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