ハートフルホリデー 浅草
なぜか無性にスタルクのアサヒスーパードライホールを見たくなって浅草に行った。
2年ぶりの浅草だった。
今までは、銀座線の浅草駅から観光していたが、今回は最寄りの京成線を使い、東武伊勢崎線経由で行った。
普段使わない私鉄から見える景色は、とてもワンダフルで心が弾んだ。
JR線沿いは、どの駅もアクセスの良さから開発がされていて、どことなく味気ない。
だから、私鉄沿線は東京の原風景を見ているような新鮮さがあった。
電車はコトコト進み、浅草に着いた。
駅から出て、僕は迷わず隅田川に向かって歩いた。
すがすがしい冬の青空だ。
とっても日本的なおじいちゃんおばあちゃんに混じり、中国か台湾からのたくさんの観光客が訪れていて、不思議と調和していた。
ウエルカム ジャパン。
意外にも、若い日本人もいた。
しかし、なぜかその大半がカップルだった。
若者に話題のデートスポットなのだろうか。
路上では、少し年齢の高いストリートミュージシャンが威勢よくハーモニカを吹き、カンをドラム代わりにたたいていた。
すごく懐かしい。
金の○○○を眺めたあと、浅草寺をお参りした。
「今年も楽しい1年になりますように」
揚げまんじゅうを路店で買い、食べ歩いた。
うまい。
参拝を終え、僕は五重塔通を歩いた。
なんか、おもしろい光景が広がっている。
浅草木馬館。
公演が終わったようだ。
舞台姿のままの出演者が出口で並び、観覧者と握手をしている。
お、お、おもしろい。。。
途中の靴やさんの什器に、なぜか見とれた。
そして、六区ブロードウェイに出て北進した。
パチンコ屋も、こんな店構えだと文化を感じる。
すごい。
スマートボールと書いているお店があった。
パチンコの原点なのだろうか。
200円という低料金が魅力的だ。
一人でチャレンジする度胸が無かった。
今度、友達と一緒に来てやってみたいと思った。
映画館も、浅草だとひと味違う。
「ゴー!ゴー!若大将」
今も現役だ。
もちろん、街を歩く人もみんな若大将だ。
花屋敷の前にきた。
今日は入らなかったけれど、すごい魅力的だった。
なんだ、この魅惑の昭和ワールド。
意外にも、20代前半の人たちがたくさん歩いていた。
平成元年生まれが今20歳。
昭和を知らない世代がたくさん出てきている。
「Always 三丁目の夕日」がはやったが、若い人には昭和が新しく見えるのだろう。
古くて新しい昭和。
Showa。
地元のおじいちゃんと立ち話をしている今風の若者もいた。
通りすがり会話が聞こえたが、街の歴史を聞いているようだった。
若者も、興味深そうに聞いている。
もしかしたら・・・
浅草が、くる。
いや、まんざらではないかもしれない。
近年の大規模再開発で生まれているスポットは、すごいけどどことなく味気ない。
完成されすぎているし、やさしさが無い。
それに対して東京の下町や○○銀座には、活気や人情味があって庶民的、そして魅力的だ。
高齢者と昭和を知らない世代が増える今後、浅草は益々ナウイぞ。
(「ナウイ」も昭和的か)
さて話しを戻して、その花屋敷の前では綿飴屋もあった。
や、やってみたい。
お嬢ちゃん、かわって♪
浅草を離れた僕は、銀座線に沿って田原町駅の近くにある善照寺を見た。
白井晟一の建築だ。
その近くには、なんとも魅力的な仏具屋さんもあった。
さらに、田原町には陶器屋さんや質屋さんもあった。
写真の質屋には、昔の飲み屋や定食屋さんにあったようなビールメーカーのロゴ入りのコップが、なんと1個100円前後で売られていた。
思わず2個購入。
たった193円。安い。
久しぶりの浅草は、思いのほかエキサイティングだった。
ディスカバー トーキョー。
魅惑のトーキョーシティ。
上野駅に着いたとき、すごくすがすがしい気持ちになっていた。
早くこの楽しみを本気で満喫したい。
花屋敷行ってみたいとマジで思った建国記念日でした。
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