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2015-04-14

小屋への道のり

先日、盛岡市で行われた建築家 中村好文さんの講演会を聞いてきました。

「小屋への道のり」と題し、スライドを見ながら、おだやかな口調でお話しくださいました。
好文さんが小屋に想いを抱くきっかけから、各地や歴史上で特に記憶に残る小屋、そして自身が設計した小屋へ、話しは進みました。
最後は、一昨年にギャラリー間で、去年は金沢21世紀美術館に巡回した展覧会「小屋においでよ!」で設計した「Hanem Hut」の設計から金沢での展示設営までの様子を短くまとめたムービーも上映してくださるなど、予定時間も大幅に過ぎる、楽しい講演会でした。

人が生きるのに必要最小限の空間としての小屋。
あこがれはありつつも、いざ自分がそこで暮らすことを考えると、考えさせられることは沢山あります。
今の暮らしでは物が多い。
小屋に暮らすということは、自分の生き方、考え方もシンプルにすることなのかな、と思ったりもしました。

トークで言われた、建てた人のストーリーと建物がセットになっている、ことだったり、何か良い場所をつくることは、そこで行われる行為とセットでこそ意味がある、ということばが印象的でした。

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