川崎市立日本民家園
江戸東京たてもの園に行ったことはあるのですが、川崎市立日本民家園には初めて行きました。
江戸東京たてもの園よりも、もう少し古い時代の東北から近畿までの地域の民家が22棟移築展示されています。
ガイドツアーの方のお話しを横で聞けたのですが、特徴のひとつには、建てられた当時の状態に近づけるように、移築している。
つまり、例えば白川郷の建物では、現在はガラス窓をはめているけれど、こちらでははめていない等だそうです。
また、入り口では民家について、建築的な基礎知識や、当時の生活を学べるので、そういう面でも勉強になります。
(ガイドブックが500円というのも、お得だと思います)
とにかく、建物の数が多くバリエーションに富んでいて、それだけでも楽しいです。
また、施設立地も自然の中にあり、それこそ移築する前の風景に近い環境の中で、当時の姿を想像しながら見れるのも楽しいです。
古い建物を見ていると、やはり木がすばらしい。
木の力強さ、美しさを感じ、日本は木の文化なのだと感じます。
しかしながら、建築を見ていて最近よく聞くのが、昔のような立派な木材が今はとれないので、作りたくても作れないのだそうです。
また、やはりこれまでに培ってきた日本の文化は大事だけど、昔の建物は、そのままだと今の生活スタイルには合っていないと気付きます。
でも、やはり日本人でもある。
太古から培ってきた文化と、長い歴史の中では、ほんの最近そうしている欧米的なライフスタイルを、どう融合させられるか。
日本人は、他国の文化を取り入れ、それを自国の文化へと昇華させてきた民俗でもある。
そんなことを思いながら、古民家を見てきました。
そういえば、地元の親戚の昔の家は、こういう民家だったことを思い出しました。
どうにかできないか、させてもらえないか。
壊すのは簡単だけど、一度壊してしまうと、それを取り戻すのはとても大変。
大切に、役に立つように、何かやってみたいという思いが日に日に強くなってきました。
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