高屋敷農村公園

八戸市高屋敷農村公園

「建築家 吉阪隆正が手がけた公園がある」
そう言われ、八戸市の多賀台方面に向かいました。

吉阪隆正は、モダニズムの建築家で、ル・コルビュジエの事務所でも働いていたこともある建築家。
そんな方が手がけたものが八戸にあるとは。
歴史を調べると、いろいろあるものですね。
言われるがままに車を走らせ、着いたのは八戸市市川町の高屋敷生活館
始めて来ました。

その生活館に隣接してあるのが、その公園。
現在は、公園に設置していた遊具(メビウスの遊具等)が一部が壊され、トイレ・バックネット<泣き笑いの迷路>、藤棚が残っています。
八戸市高屋敷農村公園 八戸市高屋敷農村公園 八戸市高屋敷農村公園

トイレは、古くはなっていますが、そのたたずまいはモダニズム建築を彷彿とさせます。
円柱型の建物が二棟、それぞれ高さが微妙に異なるものが、入り口をそれぞれ背にしてならんでいます。
中は両方和式の便器で、天井には丸く穴があいていて、そこにガラスがはめられています。
円柱型の建物から飛び出す排気口に照明もついていて、天井のガラスを通し、中に明かりが入る設計になっています。
手洗いようの蛇口のつけかたも機能的でした。
八戸市高屋敷農村公園

これがバックネット<泣き笑いの迷路>。
ボールが当たると中の部分が回転し、泣き顔や笑顔に変換するものだそうで、地元の鉄工所で製作されたとのこと。
私なんかはこういうものを見ると、ウルトラマンを連想してしまいます。
この公園ができたのが78年。私が生まれた年なので、時代的には近いものがあるのかもしれません。
八戸市高屋敷農村公園

実はこの高屋敷農村公園、Ahaus vol.6のP62〜64あたりにも紹介されています。
竣工時の全景も掲載されていますが、上の写真の藤棚は、時間をかけてここまで立派に成長したのがわかります。
きっと美しい花を咲かせていることと想像できます。

八戸市高屋敷農村公園

公園から見えたこの木も、どこか不思議な光景に見えました。