2010-09-02
下北半島の旅-4 恐山-2
本尊安置地蔵殿の左側には、まさに地獄のような世界が広がっています。
恐山、僕は子供の時の印象よりも、良い印象に変わりました。
火山ガスが吹き出し、その光景はまさに名前の通りだと思いますが、でも美しい。
そして何より、昔から恐山として、多くの人の信仰を集めていたことを想うと、科学が発達していない時代において、精神的な部分で先祖を、霊をうやまうその心は美しいと、想わずにはいられません。
しかし、どう写真を撮っても、奇妙な美しさを感じます。
いたるところから硫黄が吹き出していて、黄色くなっているので人目でわかります。
宇曽利湖の海岸は、そこが本州最北の地であることを忘れさせるほど美しいです。
地中海の海岸のよう。
でも、やっぱりここは、この世とあの世をつなぐ場所。
気を許すと、あの世に吸い込まれそうになります。
観光ガイドの方が、団体旅行客に案内をしていました。
秋の紅葉が美しいそうです。
湖をとりまく山が真っ赤に色づくそうです。
また来たいと想いました。
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