棚ぼたの旅_2 会津若松 飯盛山・さざえ堂
宝積寺駅を見た後は郡山駅まで行き、その日は郡山のホテルに泊まりました。
翌早朝、会津若松に行きました。
まず最初に向かった場所は飯盛山。
江戸末期、白虎隊が自刃した悲しい歴史の場所です。
そんな歴史とは関係なく、この日も雲ひとつ無い快晴でした。
山頂には、階段以外にも250円のスロープコンベアでも行くことができますが、そのアナウンスが面白い。
「歩くと本当に大変です!」
本当に言ってました。
本当かよ!?と思い、歩いて階段を上りました。
確かに大変でしたが、いい運動にもなりました。
階段を上ってまず見えるのが、白虎隊記念館。
白く清い建物です。
さらに上ると、白虎隊十九士の墓があります。
行った時、広場で白虎隊最後のシーンを演じている人がいて、観光ツアーの方が見ていました。
悲しき歴史です。
白虎隊士 自刃の地から会津若松市内を見ます。
逆方向、山頂の方を見ます。
来た道を少し戻って行くと、日本建築で最近有名なさざえ堂があります。
六角型のかたちで、階段を登ることなく塔の上まで上り下りすることができる、世界でも唯一の建築構造なのだそう。
入場料400円を払って入りました。
塔の一番上、折り返し地点です。
ここから下ります。
この塔で思ったのは、感動よりも悲しさや憤りです。
あまりにも千社札や落書きが多くて、ここまでひどいのは初めてでした。
なかには性的に不快な思いをすることばまで書かれていて、折り返しの下り坂は、気持ちも下りそうでした。
募金活動などをして、是非ともきれいに補修していただきたいですし、二度と落書きがされて欲しくないです。
とても残念でした。
とても悲しい気持ちになりましたが、さざえ堂のすぐ下にある厳島神社は、そんな傷ついた心を癒してくれそうなくらい、とても素敵な場所でした。
木が生い茂り、戸ノ口堰洞穴から水が流れ、建物の周りを水が流れています。
その水が流れる音も心地よく、その空間を豊にしています。
さざえ堂の落書きが無くなったら、この飯盛山一体は、真に素敵と感じれると思います。
白虎隊記念館を見た後、僕は再び会津若松駅に戻りました。
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