名刺、新調しました

自分の名刺を新調しました。武内印刷さんによる活版印刷です。


今回は初心を思い出したく、9年前に始めて印刷屋さんの印刷機で制作した名刺に近いレイアウトを活版印刷で試してみました。
紙を縦使いにして、上から順に、情報を左、右、左、右と流れるように配置するレイアウト。
きれいなようで、制作者のように実はわかりにくい。
もとい、奥深い。
でも、これが今は良かったんです。
インクの色も、シンプルで混じり気の無いスミ。真っすぐ行きます。
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_DSF9237さて、今回の名刺で肩書きを「Editor of regional value」にして、「デザイン」の文字を取りました。
それは、「編集」が自分の軸になっていると思うからです。
例えば、「Fun Club フンクラブ」やこの活版印刷に光を当ててみたりするように、私は地域のもので自分が価値があると思うものに着目して、本来的な価値が輝くようにして、新たなかたちに編集するのが好きです。
また、人間関係には苦労する方でありつつも、同時に人と人との繋がりが意外にあって、面白そうな方を調整して繋げてみたりと、人と人との繋がりを編集するのも好きです。
そういう価値や関係の編集を軸にしつつ、具体的なスキルとして編集作業や各種デザイン作業も行っているのだと気付きました。


2004年の秋、あるインテリアデザイナーから「キュレーターに向いているね」と言っていただきました。
その方のお父さんは著名な方で、初対面にも関わらず言っていただけたのが、とても嬉しかったことを覚えています。
その話しを大学の恩師に伝えたところ、「まずは編集の道から行った方が良い」とアドバイスいただいたことが、自分の今のベースになっています。
また、あるプロダクトデザイナーからは、「世の中を平等に見る目」があって、「人をその気にさせる能力がある」と言っていただいたことも、自分の特徴を気付かせていただくきっかけとなりました。
編集からキュレーションへ。
あれから10年近く経ち、あらためてそのことを意識して歩んで行こうと思いました。

社会には、「デザイン」を使ってできることはたくさんあります。
また、「デザイナー」だけではなく、「デザイン」が出来ることを考え続ける人が様々な場面で増えていくことで、社会はより良くなると信じています。
「デザイン」は、一般的には色や形のような表現と思ている方が大半でしょう。
でもデザインには、表現する技術の部分と、理論や考え方の部分の両輪が必要です。
良いデザインが広まるためには、それを表現できる技術のある人だけではなく、良いデザインを理解し、伝え、広める人の存在が必要で、実は後者の存在も重要だと感じています。
私は、これからはそのような部分でも活動していきたい。

長くなりました。
一見デザインが関係無さそうな話しにも混ぜていただければ幸いです。
案外、髙坂が入ると面白いと思います。