2009-05-30
津軽差しコギン展
三戸郡南部町田中邸にて行われている「津軽差しコギン展」を見てきました。
津軽こぎん刺しがたくさん展示されていました。
小物はよく見ますし、昔の衣類なども書籍では見る機会も多いのですが、実物を見る機会は少ないです。
もしかしたら、はじめてだったかもしれません。
きれいでした。
きれいでしたが、縫ってある衣類は麻なので、目が粗いのを確認しました。
やはり、その目の粗さを細かく差して塞ぐことで、寒さと強度を保とうとしたのだと感じました。
色彩が鮮やかな方は、南部の菱差しでしょうか。
違いがよくわかります。
コギンも良かったのですが、それ以上に会場となった田中家住宅の方に、僕は驚きました。
豪農が建てた築100年以上の邸宅のようです。
建物もさることながら、庭も素晴らしいですし、それ以上に建物内部のインテリア類がただものではありませんでした。
一つ一つがものすごく洗練されていて、しかも日本のみならず、世界から収集したと想像されます。
民藝に通ずるものを感じました。
こんなにすごい邸宅が知られていないのは、ものすごくもったいないことだと思いました。
もっともっとたくさんの方に知っていもらい、皆に愛される場になって欲しいと思いました。
ハッシャゲニアというところがギャラリーの運営をしており、毎週末展示を行っているようです。
時々行って、展示と共に空間を楽しみたいと思いました。
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