Fun Note - 概要

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青森県八戸市にはうみねこの繁殖地の蕪島があり、
毎年春から夏にかけて3万羽を超すたくさんのうみねこが、
産卵や子育てのために飛来します
この時期の蕪島周辺の地面は、たくさんのうみねこのフンで覆われます
この、うみねこのフンが作る光景を模様にして、
その模様を使ったアイテムを作りました


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価値あるものへ

フンが付くことを、縁起が良いこととしてウンが付くとも言います。
フン」を「Fun」と表記して、英語の「Fun(ファン)=楽しみ」という意味の単語と、うみねこのフンをかけた楽しい名称にしました。
この「フン」と「ファン」の言い方の違いを生かして、模様のキャッチコピーを「so much fun(ファン), so many fun(フン)!」としました。
※このフン模様のアイテムに「Fun」と付けることは、oiseau代表の松田龍太郎さんに命名していただきました。


この模様が生まれたきっかけは、一度地元を離れた私が、帰省してすぐに蕪島を訪れた時に閃きました。
たくさんフンが地面に落ちた光景が、ジャクソン・ポロックのような、画面に画材を投げつけて表現した絵画作品に見えたのです。
そう、地面に落ちたたくさんのフンは、うみねこ画伯によるウンも付くしあわせな模様だったのです。
発案後、試行錯誤を重ねた結果、フンの輪郭だけを取り出してベタ塗りで色を塗る。
別アングルから見たフンを同様に輪郭を抽出し、それぞれ別な色でフンを塗って重ねることで、きれいなフン模様が誕生しました。

うみねこのフンは繁殖地蕪島特有の「素材」で、フン模様はその「素材」を生かしたものと捉えることもできます。
これは、その土地の素材を生かす民藝や工芸の考えに近いものとも考えています。

その、蕪島特有の素材のうみねこのフンは、一見すると厄介物です。
でも、見方を変えると価値あるものにもなります。
デザインは問題解決の側面もありますが、このフン模様は、厄介者のフンが蕪島地域特有の地域資源と変える、価値創造のデザインなのです。


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Fun Pattern - フン模様 -(うみねこ画伯のしあわせ模様)

完成.jpg下のafterのものを重ねて作っています

模様は、実際のうみねこのフンの写真から作っています。
最初はフンの立体感のあるリアルなものも試しましたが、さすがに作っていて辛いものがありました。
色味も、コントラストを強くすると、それもリアルに見えました。
そこで、実際の写真を使いつつも、出来るだけリアルから離れたもの、汚いものをきれいに見えるようにと、フンのイメージの逆になるように考えて模様を作りました。

1_before.jpg写真1 before2_before.jpg写真2 before3_before.jpg写真3 before
1_after.jpg写真1 after2_after.jpg写真2 after3_after.jpg写真3 after


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東日本大震災でも大きな被害をまぬがれた蕪島

IMG_0080.JPG2011年3月11日16時46分。津波に襲われる蕪島

2011年3月11日の東日本大震災では、八戸にも大津波が押し寄せ、港湾部は大きな被害を受けました。
蕪島にも、左の写真のように津波が押し寄せましたが、島や島の頂にある蕪嶋神社は奇跡的に大きな被害をまぬがれました。
蕪島は、震災後も多くのうみねこが産卵のために飛来している縁起の良い場所です。