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2007-10-02

1962 常盤台団地

松戸市美術館 1
松戸市美術館 2松戸市美術館 3
d long life design vol.17を読みました。
そこで紹介されていた、松戸市立博物館での1962年(昭和37年)の常磐台団地の再現を見に、週末、千葉県松戸市にある松戸市立博物館に行ってきました。


僕は1978年生まれです。
ですから、1962年は僕が生まれた年よりも15年も古い時代。
生まれたときの記憶なんてないから、僕が知っている世界はもっともっと後になります。
1962年。
ちょっと、後で年表をしっかり記憶しないとだめですね。
時代背景、社会背景などと照らし合わせながら読み解かないと、イメージだけの感覚じゃ。。。
それはさておき、団地の再現展示は、常設展示の一角にあり、すごく忠実に再現されていました。
そこに置かれている家具や電化製品は、当時のものです。
本当に、「Always三丁目の夕日」の撮影セットにいるような、そんな感覚といったらいいでしょうか。
率直な感想。
この生活をしたいかと聞かれたら、嫌です。
それは、今の時代に生まれ、育ったということが大きいと思います。
当時は、当時の時代背景があって、どんどん前に突き進んでいた時代。
だから、あの狭い部屋の中でも夢があったんじゃないか、そんなことを考えました。
今は、ものにあふれています。
情報もあふれています。
生まれてから、いろいろなものがある中で育ってきました。
でも、ものも情報もたくさんあるのに、無いものがあると思います。
ものでも情報でも得ることができない、経験・体験のようなもの、でしょうか。
こころを潤す生活、と言ったらいいのでしょうか。
贅沢でありながら、すごい難しい悩みかもしれません。
でも、いいもの、いいこと、いろんなステキスタイルを、いかに生活で実践できるか。
それが、今の時代の生活の夢、そんな気がしました。
当時が、いっぱい働くことで物質的豊かさを求めていたならば(最初からそれだけを求めていたのではなく、結果的にそこが発展したとも思いますが)、これからは、これからは、あんな体験をしたい、あれに参加したい、そんなことに胸を弾ませる、そいう風になってきているし、それはそれで、必然なのかなぁと思いました。
いろんなことを考えるにも、良い展示でした。
またこの博物館では、実は過去に様々な企画展が行われていました。
剣持勇さんの回顧展「ジャパニーズ・モダン」も巡回しています。
また、母校千葉大学工学部の前身、
東京高等工芸学校に関する3回におよぶ展覧会も行われています。
これらのガイドブックもいくつか購入でき、とても充実した時間を過ごせました。
週末は、他にも日本未来館で開催中の地下展、kurukkuで開催中のLiving world展、東京駅行幸地下通路で展示中のcSUR、GA galleryで開催中のザハ・ハディド展、OZONEに行きました。
行き過ぎました。

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