読書の秋
最近、良い本にたくさん巡り会えてます。
日本美の再発見
ブルーノ・タウト (著), 篠田 英雄 (翻訳) /岩波書店
忘れられた日本
ブルーノ・タウト (著), 篠田 英雄 (翻訳) /中央公論新社
ブルーノ・タウトの著書2作。
街の歴史は建築に現れるというような内容が、とても印象的でした。
歴史的な街並みが多く残るヨーロッパの街にあこがれるけれど、果たして現代の日本人は、後世に誇れる街並み、建築を意識してつくっているだろうか。
一人ひとりの意識の持ちようが、街のありかたに表れるのだと思いました。
石見銀山 四季 暮らし ものづくり
いなとみ のえ/繊研新聞社
島根県の石見銀山生活文化研究所の誕生から、今日に至るまで。
そして、研究所をささえる多くの人々の姿を紹介する一冊。
ものづくりは、日々の暮らしのなかから生まれ出てくるもの。
健康で人間的な暮らしの大切さに、あらためてきづかされる。
民藝とくらしき
金光 章/吉備人出版
民藝のまちくらしき。
倉敷の民藝の歴史、支えた人々を紹介するとともに、日本民藝館との関わり、さらには民藝とは何かという、本質的なことまで学べる一冊。
民藝を学ぶことは、何でもない日々の暮らしを考えること。
どこまでも満たされない消費社会の生活から一歩引いて、人間的な暮らし方のあり方について考えるきっかけをえたように思います。
京都、オトナの修学旅行
赤瀬川 原平, 山下 裕二/筑摩書房
いわゆるジャケ買い。
子どもの頃から京都の事は多く見てきたけれど、それによって、知らず知らずのうちに偏った見方をしている。
そんな大人達への一冊。
路上観察学会的な視点で京都の町を見ると、また別な見方ができることを知りました。
読書の息抜きにとてもいい一冊です。
畑のある生活
伊藤 志歩/朝日出版社
新しい農家のなかでも、アラウンド30世代に焦点を当てた一冊。
今、そうなりつつありますが、「農」「食」は、これから益々ヤバくなってくると思います。
だからこそ、少しずつでも「農」に関心を持って生きたいと思います。
人間、いざとなればお金じゃないと思います。
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