toggle
2008-09-28

DAGODA

dagoda
土曜日は、朝10時に上野の東京芸大に行きました。
デザインジャーナリストの藤崎圭一郎さんがスーパーバイザーを務め、法政大学大学院システムデザイン研究科と東京藝術大学大学院視覚・伝達デザイン研究室(松下計研究室)のコラボによって、先日フリーペーパーとして発行された雑誌「DAGODA」のメイキングプロセスを見せる「DAGODA展」を見てきました。


開館直後であったためか、会場は開いているものの誰もおらず、パソコンもついていませんでした。
そのおかげで、のんびり気楽に見学することができました。
普通の展覧会は、編集されてまとめられたものが多いので、逆にこういう舞台裏を見せる展示はすごく好きです。
そして、勉強にもなります。
特に今回の展示は、現役学生が制作していることもあり、「今の学生」を感じることもできました。
完成した冊子は、お金を取ってもいいくらい良くできています。
展示では、最終形に至るまでの試行錯誤が垣間見られます。
制作が進むにつれて内容が凝縮されてきており、インターネットメディアと違い、雑誌メディアがギュッと凝縮され編集されたものであることを、改めて感じました。
インターネットメディアでも再編集が可能で、ブラッシュアップは可能す。
僕自身も、このブログ記事を書いた後、時々直すこともあります。
しかし、やはりインターネットは即時性が大事だし、感情をストレートに表現することに長けたメディア。
一方の雑誌メディアは、推敲に推敲を重ねて生まれてきた、修正がきかないメディア。
だからこそ、今よりも、時間が経つにつれ、深みを増すメディアであると思います。
この雑誌名の「DAGODA」は、ダダイズムのDADAにGOを掛け合わせた造語なのだそうです。
そして、前衛芸術運動として起こったダダの「勢い」を、今に復活させたい。
今の時代は、変革が求められているのに、そこから目を背けているように感じます。
その中で、新しい時代を作ろう、今を突き抜けようと自発的に活動し、発信するこの活動に、学ぶべきことが多いと思います。
やはり、未来は与えられるものではなく、創るものです。
ビジョン無くして未来は創れません。
そして、能動的に創ろうという意識を持って生きなければ、明るい未来は切り開けないと思います。
だからこそ、この活動には意味があると思います。
今回の雑誌メディアの発行は、その活動のひとつのかたちなのだそうです。
今後、どんな展開を見せるのでしょう。
これを起点として、想いが広がり、活動へと展開して欲しいです。
そして、自分には何かできないか、何ができるか。
漠然とですが、新しい時代を創るために、アクションを起こしたいと沸々と思いはじめました。

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA