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2012-12-01

「Fun Letter フンレター」制作日記-2


今週、Fun Letterの封筒が届きました。
また、便箋は来週印刷を行うので、今週は試し刷りの確認をしてきました。

【封筒のこと】
封筒、届いた時は感慨ひとしおでした。
というのも全面フン模様を印刷するので、宛て名等の文字を書いても読める濃さになるかどうかが心配だったんです。
あと、印刷する紙もノートの表紙と違って光沢感が無いので、おそらく色味が暗く沈むことを想定し、ノートの同じカラーバリエーションのものの色を、封筒用に微調整していたんです。
でも、届いたものを見て、これなら大丈夫だと思う濃さなのを確認してホッとしました。
また、このフン模様のアイテムを作るのは、できるだけ地元の会社にお願いするようにしています。
ただ正直に書きますと、このフン筒については結果的には他県の会社にお願いしました。
というのも、既製品の封筒に印刷するのは出来るのですが、今回のような封筒にする紙を印刷し、断裁し、組み立てる、というのが地元でできなさそうだとわかりました。
また、作れてもそのような仕事量が都市部に比べて少ないので、割高になるだろう、という業界にいた人の話しもありました。
地元でできる技術のなかで良いものを作るべきか、それとも作りたいイメージを優先すべきかを悩み、おそらくケースバイケースで決めるしかないという結論にたどり着き、今回はどうしても全面フン模様にしたかったので、他県の会社に依頼することにしました。

表面です


届いたときの、箱詰めされた状態です。
よくまぁギュウギュウに詰めれるものだと関心しました。
詰めのプロの仕事ですね。

  ※  ※  ※

【便箋のこと】
そのかわり、便箋は地元の会社と良いものを作ろうと考えました。
最初は、便箋の裏面には1色刷りでフン模様を施すことも考えていました。
でも、便箋を書く人は書き心地にもこだわる人(こだわって欲しい)だと考え、八戸にも工場のある三菱製紙の紙のなかで探しました。

【紙のこと】
今回も、紙の卸もされている紙とパッケージまつもとの松本さんに相談。
ノートの時にお世話になっています。
提案を受けるなかで、最終的には「スピカボンド」と「バンクペーパー」が有望だとわかりました。
高価だとも聞きましたが、大量購入だと単価がグンと手頃になるとわかりました。
「バンクペーパー」に決めたのは、クリーム系の色味でやさしそうな感じがしたのと、銀行の帳簿用に作られたというのもおもしろいな、と思ってのこと。
あと、盛岡の喫茶店のcartaさんのレターセットの便箋が「スピカ」なのを知り、では違う方が面白いなぁと思って決めました。
また、バンクペーパーは良い紙なので、裏面に印刷するのはもったいないと考え、シンプルな便箋にすることを決意。

【サイズのこと】
便箋のサイズも考えました。
というのも、一筆箋が好まれることも聞いていましたし、自分でも便利だと思っているからです。
ですから、一筆箋と、それ用の封筒(洋6封筒)のセットも考えましたが、洋6で作るとかなり高くなることがわかり、洋2に決めました。
洋2は、A5サイズを折るとちょうど良いサイズ。
ということは、A5の半分のA6がちょうどでもあります。
そこで、長文用の便箋にA5、一筆箋用としてA6の両方を作ってセットにしてみることにしました。

【印刷のこと】
便箋の印刷、今回は活版印刷で刷ります。
実は今年、八戸にも活版印刷が出来るところが残っているとわかりました。
その技術を何かでお願いしてみたいとずっと思っていました。
ただし、同時に現状では少し難があることもわかりました。
過去の地震で活字が落ちて棚の定位置に戻せてないことと、落下で活字が欠けているかの確認ができていないのです。
(あくまで活字での活版が少々難ありなだけで、今回のような罫線だったり樹脂版を使った印刷、オフセット印刷等は問題なくできます)
活版印刷ができる機械と道具があり人がいても、十分に活かすことができない。
そこで、今回の便箋程度であれば、活字を使わないので問題無いと思ってお願いしました。
うみねこのシルエットの模様も刷りますが、こちらはノートの中の用紙の印刷でもお世話になっている、八戸印刷工業さんにお願いしました。
八戸印刷さんも良い会社で、現在はエンボス、デボス、空押し加工が出来、その技術を磨かれています。
でも、八戸印刷さんのお話しはまた別な機会にしましょう。
今回、フン模様の封筒の便箋を活版印刷で刷ることで、八戸にもそういう技術が残っていることを知って欲しいですし、活版や八戸印刷さんのエンボス、デボス等の技術に興味を持った方と一緒に次に繋げていければと思っています。
そのきっかけとしても、Fun Letterが役立って欲しいです。

便箋の印刷は来週、良いものに仕上がるように、最後まで気持ちをこめて頑張ります。
(下の写真のものは試し刷りなので、紙の種類もインクの色も本番では異なります)

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