八戸活版部 初回部活動

先日、八戸活版部の初回部活動が無事終了しましたので、そのご報告をさせていただきます。


初回部活動は5日(木)の午後行いました。
5日と聞いて、「あれ?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
事前に告知していたのは7日(土)でしたから。
5日になったのは、初回ということが大きかったかもしれません。
どうしても先週1回目を行いたい理由があったんですが、告知がギリギリになったのと、内容がイメージしにくかったかもしれません。
ということはある程度想定しつていたのと、自分も新しい名刺を作りたいので、事前に5日に自分の分の制作をお願いしていました。
そうしたら、その時間帯ならと参加者・見学者が現れたので、5日を初回部活動にしました。

この活版部、活動の舞台は「Fun Letter フンレター」の便箋を刷っていただいた武内印刷さんです。
小さい会社です。
聞くところによるとご兄弟でやられているようで、お兄さんが職人さん。
今までに何度かお願いしたことがありますが、こだわりをもって対応してくださりました。
古い小さい会社って、なんか好きなんですよね。

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それで部活を企画したのは、単純に(活版が)あるからです。
もっともっと活用しないともったいない、そう思ったんです。
でも最初は、過去のいろんな地震で活字が床に落ちて棚にきれいに整理できていないので活版印刷を十分に利用出来ない、そんなお話しを伺ったんです。
それは大変!?
だから、活字整理部を企画しました。
それで、いざ日程を決めて初回!と思ったところで、「実はね」と切り出して「主要な活字は整理できているんだよね」と。
どっひゃーです。
それで、どうしたらいいかわからずいたら秋になるので、これはまずいと名刺制作をやってみようと思い至りました。

「名刺」にしたのは、やっぱり小さいから考えやすいし、使うものだし、何より人との出逢いにおいて大事なものだからです。
部活にして人を集めて実施するのには、他にも理由があります。
せっかく活版で刷るんだから、それに適した良い紙で刷りたいけれど、その紙の手配に手間とお金がかかるんです。
というのも、紙の卸業から大きな紙を注文し、名刺サイズに断裁してもらう。
大きな紙を1枚買おうが20枚買おうが送料は同じ。
同じサイズに断裁するなら、その断裁料も枚数問わず同じ。
なので、一度にできるだけたくさんの紙を仕入れた方が、紙代の単価は安く済むんです。
そういうことで、できるだけかからなくても良い経費をかけないことで、一人当たりの単価を増やさないように考えてるんです。


それで初回の部活動のお話しですね。
13時からのんびり始めました。
5日に来れない人の名刺を含め、4人分制作しました。
印刷屋さんには、長瀬さんとお友達のmaruさんが来られました。
制作のバリエーションで、活字のみで刷る、樹脂版のみで刷る、活字と樹脂版の組み合わせでする、の三通りがありますが、うまいことばらけました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA三通りがわからないかもしれないので、左の写真見てください。
これは、活字と樹脂版を組み合わせた僕の名刺の版です。
右下の半透明のロゴマークの部分が樹脂版で、他の文字が活字です。
樹脂版を使うには事前準備して制作することが必要ですが、好きな図形や文字、ロゴ、イラスト等を入れることができます。
また、好きな名刺全体を好きなデザインで作りたい場合も樹脂版です。

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出来上がったのがこちら。
紙によっても仕上りが違うので、同じ版を今回は6種類の紙を仕入れて試してみました。
活字、難しいですが面白いです。
印刷屋さんによって、持っている文字の種類、サイズ等が異なります。
事前におおまかなレイアウトは考えておくものの、ある文字のなかから選びばなければならないので、その場でどんどん判断していかないといけないです。
今回は事前に仮組していただいていましたが、ライブ感覚でその場で作るのが楽しそうです。

また、今回活字のみ、樹脂版のみ、両方と三種類試せたことで、それぞれの良さや特徴がわかりました。
樹脂版のみでは、印刷時の圧力とインクの量で仕上りを調整します。
(印圧の調整も、薄い紙を版と機械の間に挟んでいて、その感覚って職人技だなぁと思いました。)
樹脂版は活字に比べると柔らかいので、圧をかけると文字が太くなって、特に日本語・漢字が太くなってしまいます。
これは樹脂版のもとのデータで調整すれば、ある程度回避されそうです。
逆に活字のみだと、印圧をかけるとその分紙が文字のかたちで凹むだけで、文字そのものが太くはなりません。
紙が凹むということは、活版だなぁという感じが増す、と思えば良いかもしれません。
活字と樹脂版両方だと、樹脂版があるので、樹脂版のデータの調整が必要そうです。
今回、すごく良い経験をさせていただきました。


次回の部活動の日程は未定ですが、武内さんもすごく喜んでくださったので、まずは良かったなぁと思っています。
今回来られたmaruさん、当初は見学目的で来られたのが、気がついたら活字を拾っていて、最終的には刷ってもらいました。
その様子を見ていたら、活字をその場で拾い、組んで刷る体験が出来たらおもしろいかも、と思っています。
特に、特殊記号みたいなのが活字にもあって(下写真)、その場で見ないと、どんな文字があるかわからないのと、見つけると想像力を喚起するので、その場で考えて作るのが楽しいと思うんです。
樹脂版を使うケースは、受注生産なり人が集まったら日程調整して実施、なのかなぁ。
いずれにしても、今後に関しては試しながら進めていくことになると思いますので、もしご意見ご要望あれば、どんどんコメントなりメールなりで言ってください!
日程や内容等も決まり次第、またTwitterやこちらで告知したいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
(読みにくい活動報告でごめんなさい。)

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