八戸の地サイダー「みしまサイダー」の商品パンフレットをデザインしました。 まず最初に写真付きで簡単に見ていきます。 パンフレットは巻き三つ折りで、折った状態が81×160mmのほぼロト6の記入用紙サイズ。わりとコンパクトです。 表紙は館鼻岸壁っぽい場所に三島シトロンがあるイラストで、裏は企業情報がシンプルに記載されています。 表紙を開くと、左手には商品概要が短い文章で示され、右手にはイラストが描かれています。 更に開くと、三島シトロンとみしまバナナサイダーが左右に紹介され、下段にセット販売の説明が示されています。
聞きながら感じたのは、「なつかしさ」や「レトロ感」、「みなとから広まった」ということです。 イメージしたのは、サイダーの瓶の形に切り抜かれた栞風のものでした。 表面にはサイダーのイラストが描かれ、裏面には商品概要が示されたもの。 ただ、当然ながらコストが合わず、今回のような一般的な体裁でいくことにしました。 ということで、最初のヒアリングを経て、カチカチカチカチマウスをクリックしてイラストを描写。 内面の1案目は、既にあるホームページを見ながら商品概要をまとめました。 もう一案は、サイダーが三島の湧水を使っていて、その湧水は石灰層を通っていること、石灰層のもとは階上岳であること、また出来たサイダーは湊の人から広まった、というイメージをイラストにまとめました。 階上岳から湊までが実はサイダーでもつながっているような世界観。 つながっていると思って飲んだ方が豊かじゃないかと思いました。 そして、それぞれで叩き台を作ってご提案。社内でもんでいただきました。 その結果、最初はB4変形サイズの三つ折りをご提案しましたが、サイダーと一緒に店頭に並べて使うことが多いことから小さくして欲しいと提案いただきました。 パンフレットの文字はあまり長くない方が読んでいただけるだろうということで、更にコンパクトにまとめました。 内面も、商品概要とイラストをそれぞれミックスしたものにすることになりました。
紙は、普通の上質紙を使っています。 仕上がりを見て多少薄くも感じましたが、サイダーの売値を考えると、高級感が出過ぎるとアンバランスです。 このくらいの感じの方が手に取りやすいと、自分でも確認しました。
みしまサイダーは、八戸の地サイダーとして地域で知らない人はいないと思います。 こういうものは、地域の人にもっともっと身近であって欲しい。 そして、イラストを表紙に使った商品パンフレットを作ったり、えんぶりのてぬぐいを作ったりすることで、あらためて八戸製氷冷蔵という会社に注目して、みしまサイダーを買って欲しい。 おもしろい会社だな、そう思って欲しい。 そして、今度記念品にオリジナルラベルのサイダー作ってみようかな、とかもっと気楽に感じていただきたい。 今回のパンフレットとてぬぐいの仕事は、そんなことも傍らで考えてお仕事をさせていただきました。 また、地サイダーは、地域の文化事業と見ることもできると思いました(もちろんビジネスあってのうえですが)。 久しぶりに、みしまサイダー飲みませんか? 八食センター、もしくはスーパーみなとや等に買いに行きませんか? (みなとやによるみしまサイダーのコラム、おもしろいですよ)
メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です
Comment
名前 *
メールアドレス *
サイト
上に表示された文字を入力してください。
新しいコメントをメールで通知
新しい投稿をメールで受け取る
コメントを残す