活版印刷で自分名刺 1

自分の名刺が無くなったので、新調することにしました。

 
今回も、印刷は活版印刷が残る、八戸市の武内印刷にお願いしました。 

過去の地震等で活字が落ちて欠けたり古くて磨り減ったりで、まぁ大丈夫と言えるフォントセットは限られています。
また、活版印刷では活字を拾って組むのも一苦労なので、私はパソコンで使えるフォントの種類と大きさでフォーマットデータを作り、レイアウトをデータでシミュレーションしてから活字を拾っていただいています。
上の写真は、下の紙がデータで作成したもの。
その上の2枚が、活字で組んだものを校正刷りしたものです。
データの微妙な配置にも近づけてくださっていることもあり、思っている以上にデータと活字のものは似ていると感じます。

今回の名刺は、メッセージ性と自分の特徴を出したものにしてみたいと思いました。
そこで、両面印刷にして表面にはひとことを、裏面に氏名、連絡先等の情報を表記することにしました。
裏面で、これからは編集をもっと意識していきたいので、強く打ち出しました。
写真家は、写真のことを評価していただく機会もあるので入れてみました。
写真でお金をいただいたことがないからカメラマンにしませんでしたが、そもそも書くべきか、正直悩んでいます。
裏面の本刷りの際に変えるかもしれません。
 
上2枚の写真が表面、裏面の版です。
これを印刷機にセットし、機械を動かします。
活版印刷は、インクの量、印刷の圧力、版に接するローラーとインクを付けたローラーが接する回数で、濃くも薄くも、凹みも変わってきます。
 
印刷は、いきなり本番をできるわけではなく、最初は校正刷りからの修正や位置の調整、薄く出ている活字が無いかのチェック等を、裏紙を使って行います。
ある程度までくると、今度は本番の紙を使って刷ります。
紙の種類が変わると、同じ版、セッティングでも出方が変わるので、その調整と、本番の紙での印圧も調整して、本刷りを行います。
今回は、白色度が高く、ほど良い厚みとクッション性もあるスノーブル-FS 211kgの紙を使用しました。
インクは、銀インクにしました。白い紙に銀インクは、繊細な美しさがあります。
銀インクでは、色の濃淡はほとんど見てもわかりません。
ただ、かすれると美しくないので、その点を気をつけて刷ります。
下の写真は、本刷り直前の様子です。
今回は銀インクなのと、表面の情報量が少なく、調整の手間も少ないので、全然試し刷りの枚数が少ないです。

活版印刷で両面印刷をする場合、インクが乾かないと裏面を刷れないので、今日は表面のみ刷りました。
次回、裏面も刷って仕上げます。


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