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2012-11-24

「Fun Letter フンレター」制作日記-1


Fun Noteを販売したのが今年の2月。
気がつくと、もうあれから9ヶ月なんですね。

後先考えずに作ったノートも、うみねこの「フン」を模様にするというアイディアを面白がってくださる、ということがわかったので、模様を使った次の展開もしたいなぁとずっと思っていました。
何も考えていなかったわけじゃないですよ、本当に。
でも正直なところ、このように自費で物を制作して売るという経験は初めてで、勢いでは次は出来ませんでした。
それは制作工程の面もですし、お金の面でもです。

ただ、いつまでもそうしているわけにもいかないと思い、次のアイテムにチャレンジしようと決断したのが秋頃。
ちょうどテレビにも紹介していただいた頃です。
じゃあ何作ろうかと思ったのですが、二転くらいしました。
たくさんものが売れる時代じゃないけれど、そこそこの数を作らないといけないですから。
今回、実はテキスタイルにもチャレンジしたかったんです。
テキスタイルだとどういう表現に見えるか試したかった。
でもわかったのは、フン模様のサンプルが現状のものしかないので、大判にすると模様を拡大せざるを得ず、大きくしたフン模様のフンはフンっぽく見えない、ということ。
そんな理由から断念しました。
うみねこが来るオンシーズンに模様サンプルをたくさん写真撮って作り、大判でも展開できるように準備したいと思います。

それでですね、長くなりましたが、結局作ることにしたのはレターセットです。
最初作ろうと進めていたけれど、売れないという声多数で一度は断念。
でもやっぱり作りたくて決めました。
ノートを作ってすぐに地元の方からレターセットの声が少しあり、テレビにまで紹介していただいたからには、買ってくださった地元の方の期待に応えたいという思いもありました。
さらに、実は自分で自分が考えたキャッチコピーにはまりました。
それは
「大切な人に贈りたい Fun Letter」
うん。いい。
もちろんファンレターとフンレターをかけています。
大切な人に贈るのに、鳥のフン模様。
でも、フンが付くはウンが付くとも言うから、実は縁起も良い。
電子メールが普通の今だからこそ、大切な人には手書きの手紙を書いて送ろうよ。
大切な人だからこそ、しあわせになりそうなフン模様のレターセットをよろしくお願いします、みたいな感じです。

ただ、デザインについても結構悩みました。
一筆箋が好まれるので、封筒のサイズについても見積もりとって検討しました。
販売価格についても、今回はちゃんと計算しました。
実はノートの時は、自分ならいくらで買うかで値段を決めた(本当です)ので、今回こそはちゃんとやりました。
結局、サイズは一般的なかたちの洋2のダイヤ封筒、便箋はA5とA6両方を作ることで、一筆箋としても使えるようにしました。

封筒のポイントは、全面フン模様だということです。
便箋のポイントは、使用する紙と印刷方式です。
紙は、八戸にも工場がある三菱製紙の紙で、極上の書き心地の紙、バンクペーパーを選びました。
名前のとおり、元々は銀行の帳簿用の紙です。
印刷は、八戸の印刷屋さんで興味ある技術をお持ちのところがあったので、そちらにお願いすることにしました。
ただのフン模様の封筒のレターセットではありませんので、どうぞお楽しみにしていてください。
発売は、年内に静かにお出ししたと考えております。

ということで、だいぶ長くなりましたが今回はここまでにしたいと思います。

便箋の印刷は再来週の予定なので、終わった頃にでもアップいたします。
その時に、何印刷かもお伝えしたいと考えています。
制作便りを時々更新いたしますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

以上、Fun Letter制作便りでした。

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