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2009-04-19

魚市場(追記)

魚市場 2
蕪島祭りに行く途中、近くの八戸第一魚市場の建物を見ました。


この建物は、八戸に3つある魚市場のなかで一番古いもの。
1933年に開設しています。
詳しくはAhaus vol.3を見ていただくとしましょう。
ここでは、昨年秋に「踊りに行くぜ!!」というダンスパフォーマンスが行われています。
子供の頃から、蕪島に行く途中にある見慣れた景色でしたが、その内部空間が面白いという指摘を地元外の方から聞き、それではと、あらためて見に行った次第であります。
魚市場 3
魚市場 4
魚市場 8
魚市場 7
魚市場 9
魚市場 10
それで、この近辺の整備の話しも聞いたり聞かなかったりするわけですが、この建物の屋根の下に様々なプランの倉庫のような建物を造り、SOHOにして若い人のオフィスにしたらいいな、と直感的に思いました。
オフィス部分だけではなく、共同の打合せスペース、テラスやら駐車場やカフェも一つ屋根の下につくって。
高松の北浜alleyも倉庫や昔の建物を活かした場所ですが、さらにフットサルコートや卓球場、魚介類を調理できるような共同の厨房をつくり、内部の空間は、もとの建物の歴史がわざと感じられるように計画。
さらに、近隣の銭湯やお店の情報をパンフやHPで紹介。
近くにはJR八戸線の鮫駅もありますし、蕪島や蕪島海水浴場なんかもあるので、飲食店も少しできたら、地元の食材や環境を最大限に活かした、仕事と生活が一体になったような時間を提供できる、過去の建物を活かす最先端のスポットに生まれ変わりそう。
そんなことを考えながら、見慣れた景色を別な目で見立てて見てみました。
さて、現実はどうなることでしょう。
どうも古い物を壊して新しいものをつくりたがりますが、短時間につくられた建物は、コスト的には安いし短期間でつくれてしまうかも知れませんが、空間的にはチープな印象が否めません。
どこも画一的で、似たような印象のものばかり。
かたちあるもの、いつかは壊れるのですが、まだ使えるものをわざわざ壊す必要は無いと思います。
それぞれの建物や土地の歴史を感じながら、現代の命を加え、後世に伝えてゆくこともいいじゃないですか。
魚市場 6
魚市場 1
魚市場 11

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