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2008-11-15

国立歴史民俗博物館

国立歴史民俗博物館 1
千葉県佐倉市にある、国立歴史民俗博物館(歴博)に行ってきました。


この博物館には、今回初めて行きました。
どんなところかわからず不安でした。
10年くらい前の学生時代、家庭教師のバイトで佐倉には通っていましたが、まだデザインの勉強したてだったので、存在すら知りませんでした。
施設は、京成佐倉駅から徒歩15分程度。
佐倉城址公園のそばにありました。
着いて、国立の施設とすぐにわかりました。
スケールが大きそうで、雰囲気が「それっぽい」。
城址へ続く坂道を登ると、その施設は見えました。
デカい。
国立歴史民俗博物館 3
植栽が整備されていて、きれいでした。
国立歴史民俗博物館 2
さて、この歴博は、常設の5つの展示ゾーンと2つの企画展示室からなります。
第1展示室(原始・古代)、第2展示室(中世)、第3展示室(近世)、第4展示室(民俗)、第5展示室(近代)。
建物に入ってすぐわかりましたが、半端じゃなくスケールが大きいです。
そして、展示物の量も半端じゃないです。
生活用具等の実物だけではなく、建物や美術品の複製品、街並み、建築の縮尺模型等も充実しています。
そして展示は、「民俗」とついているだけあって、「生活」「暮らし」をベースに構成されているように思いました。
縄文、弥生の時代から、近代まで。
今年3月にリニューアルオープンした第3展示室では、主にタッチ画面を使った展示や体験型の展示に重点を置いているように思いました。
現代に関係してくる肝心の第4、第5展示室もしっかり見ようと思いましたが、時間が全く足りませんでした。
14時から閉館の16時半まで見ていたのですが・・・。
しくじりました。
でも、それ以前の日本の歴史、生活を見て、「今」という時間が、長い歴史の中の、ほんの一瞬にすぎないということを感じました。
その一瞬の間に、それまで培ってきた自分たちの文化の多くを忘れてしまっているように思いました。
でも、そんな「今」の時代も、将来から見ると、ほんの一瞬の出来事かもしれません。
今、危機感を持って自分たちの歴史を大切にしようとすれば、まだ大丈夫かもしれない。
歴史とは、そんなことの繰り返しなのかもしれない。
2010年3月には、1930年代から1970年代まで、「現代」に焦点を当てた「第6展示室」がオープン予定だそうです。
(Design & Museum Link Vol.001/No.002より)
この展示内容で入館料420円(企画展を除く)も、破格の値段だと思います。
オススメの博物館です。
一日がかりでの来館をオススメします。

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