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2008-02-10

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D & Departmentのあとは、恵比寿にある東京都写真美術館で、文学の触覚を見てきました。


これまで、文字を読むという行為は主に紙を媒体としたものでした。しかし、パソコンや携帯電話の普及により「読む」行為は画面へと拡大し、さらに近年では任天堂DS、携帯電話でも小説が読めるなど、文字は紙というメディア意外にも場を広げつつあります。
それにより、「読む」という行為の新たな表現方法も飛躍的に拡大し、さらに「読む」行為の変化にともない、受け手である私たちの内部にも変化が起こっていると考えていいと思います。
そのような状況のなか、この展覧会では文学と映像メディアを独自の視点で結びつけ、新しい表現方法の開拓を目指しています。
会場でまず目を引いたのは、書道家大橋陽山さんの作品 然「ZEN」。
書道でありながら、立体的な映像表現です。
美しい日本的な映像の中で、文字が書かれ、その文字が横、後ろ、正面と、立体的に回転します。
神秘的な中に、書道独特の力強さが感じられ、神秘的な世界に引き込まれます。
そして、会場で大きなスクリーンを使って表現しているのは、「タイプトレース道」。
作家は、多くの時間をかけ、推敲に推敲を重ねて文章を書いていきます。
作家ではない人でも、携帯電話のメールを書く時でさえ、悩み考えながら文字を書きます。
その時の時間を紙面の上に限定して記録することで、その文章の背後にある作家、さらにはその先の世界を想像する。
会場では、小説家舞城王太郎さんの行為が流れています。
この作品では、Mac用のソフト「TypeTrace」を開発、使用しています。
ソフトは、フリーでダウンロードできます。
このソフト、今は単体のテキストエディタですが、Wordソフトなどのプラグインなどで、他ソフト上でも録画できるようになれば、もっとおもしろくなると思いました。
名言、名作が生まれる背景が記録されているなら、それを見てみたい。
こういう実験的なプロジェクトや、メディアアートの中に、未来のヒントを感じることが多いです。


恵比寿を後にして、六本木のDESIGN HUBに行きました。
現在、九州のブランドデザイン展が開催中です。
九州には私自身はまだ行ったことがありません。
でも、ある人から「またあそこは別世界だよ」と聞いたことがあります。
だから、九州がどんなところかわかりません。
ただ、そんな僕でさえも九州は魅惑なところ。
JR九州の影響が強いのでしょうか。
温泉もありますし、点と点、それを結ぶ線がしっかりしているところ。
そんな印象があります。
そして、昨日特に思ったことは、やはり宮崎県知事の東国原さんの存在の大きさだと思います。
今の時代、絶対的な力をもったリーダーが必要とされていると思います。
知名度もあるし、実力もあるリーダー。
東国原さんは、九州の端の県ながら、まさに今そういう存在になり得ているのだと思いました。
テレビを見ていてもその活気は伝わってきますし、その活気がいろんなところにも波及し始めている、そんな感じを受けました。
そして、もう一つ思ったことは、地域に根ざしたクリエイターの存在だと思います。
メディア的には知名度はないけれど、地元に住んでいて、良いデザインをするクリエイターがいること。
これからの地方が元気を取り戻すためには、彼らの存在と、地方でやっていけるように仕事を生み出し、まわすことではないか。
「地元のために」共通するその想いがあって、その目標に向かってみんなで頑張る。
九州のことを見ながら、地元のことも考えて見ていました。


最後は、銀座のgggでグラフィックデザインの時代を築いた20人の証言を見ました。
これはですね、多いです。
一回に全部見切れないです。
HP上とかで見れると嬉しいのですが・・・・


あと、更新していないですけど、目黒の庭園美術館で開催中の建築の記憶展、これもすごく良い展覧会です。
良い建築の中で、建築の写真を見ながら日本の歴史や当時の政治、時代を考えることができる、建築関係以外の人でも十分楽しめるものだと思います。
teienmuseum

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