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2007-01-31

生活のなかのデザイン

日本民藝館
先日、駒場にある日本民藝館に行ってきました。


初めて行ったんですが、予想以上におもしろかったです。
日本各地や海外諸国から展示物が集められていて、ひとつひとつがすごい個性を持っていました。
また建物自体もすごく趣があり、独特の雰囲気がありました。
是非オススメします。
僕が行ったのは日曜日だったこともあり、年配のご夫婦から外国人、さらには自分より若そうな女性まで幅広い年齢層の方が見学していて、皆さんの関心の高さが伺われます。
日本民藝館
それで、僕は売店で「民芸の趣旨」という冊子を買いました(300円)。
これは初代館長である柳宗悦が書き示したものを底本として作られ、H18年の夏に発行されています。
本の題名のとおりで、民芸の語彙、必要性、民芸を広めるためについてなどが書き記してあります。
この本が作られた時と今では社会情勢は全く異なるので、この本で言っていることすべてが当てはまるとは思いません。
しかし、その言わんとしていること、その心については、今後ますます重要となると思います。
この冊子を読んで、「ふつう」について、柳さんのデザイン感を通じて学ぶことも重要だと感じました。
現在、東京の竹橋にある東京国立近代美術館では、柳宗理 −生活のなかのデザイン−が開かれています。
この機会に、こちらと併せて見学してみるのもいいと思います。
東京国立近代美術館が発行する冊子「現代の眼 vol.561」では、展覧会に寄せて杉浦康平さんと大橋歩さんの文章もあり、そちらもとてもおもしろいです。
なお、今週末2/3(Sat)のPM3:00から、深澤直人さんによるギャラリートークがあります。

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