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2007-01-17

1/10-京都1

01
京都の朝は、午前6時。
夜行バスで東京駅を発った僕は、まだ真っ暗な京都駅で降りた。
冬の京都は寒い。
しかも、まだ日も出ていない早朝だ。
僕は駅の地下に行き、トイレで朝の準備をした。
便器に座り込んでいるとき、思いついた。
この際だ、朝日を見に行こう。


京都はよくわからない。
だから、とりあえず清水寺に向かった。
あそこは高い。
駅からまっすぐ歩き、五条を東に向かった。
6時だというのに、一人自転車をこぐ若い女の子に何度か抜かれる。
コンビニのバイト帰りだろうか。
誰もいない清水坂を登る。
30分くらい歩いただろうか。
さすがに体が熱くなってきた。
寝不足もあって、僕の心も最高潮だった。
お寺に着くと、うっすらと明るくなり始めていた。
日の出は間近だ。
誰もいない清水寺で写真を撮りながら、僕は進んだ。
おはようございます。
僕は拝観料を払い、清水の舞台へと向かった。
朝日が見えない。
しまった。
そこで、僕はようやく理由がわかった。
清水寺の舞台から向いている方向は、西だった。
清水といえば、縁結びで有名な地主神社も有名だ。
でも、9時から。
早すぎてまだ開いていなかった。
僕は渋々清水を後にして、知恩院を参拝した。
途中、一澤帆布、一澤信三郎帆布を見ながら平安神宮でも参拝した。
02
そして、次に向かったのは南禅寺。
この写真が撮りたくて、僕は来た。
03
僕は、必死にシャッターをきった。
とにかくきった。
しゃがんで、立って、縦の構図で・・・。
そうしていると、不意にカメラのファインダーが目に当たり、コンタクトレンズが落ちた。
パニクッた。
横を通り過ぎる観光客を気にすることなく、僕は必死に探した。
15分くらい探しただろうか。
結局見つからなかった。
旅の初日の午前にコンタクトを無くし、かなりへこんだ。
僕は片目に入っているコンタクトをはずし、メガネをかけた。
これ以上南禅寺を見る気にもなれず、予定していた次の場所に向かうことにした。
銀閣寺。
南禅寺のちょっと北にある。
銀閣寺は、哲学の道が有名だ。
その哲学の道が、南禅寺のすぐそばから始まる。
なんてこった。
僕は、哲学の道を歩きながら、どうしてコンタクトを落としたか、それは避けられなかったか考えた。
04
約2キロの道。
だいたい30分くらいだったろうか。
長かった。
07
哲学の道を通り、僕が出した答えは、「ちいさいことにくよくよするな」。
でも、そうだとわかっても、僕はまだ結構へこんでいた。

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